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訪問看護に向いている人の6つのポイント

「私って訪問看護に向いてますか?」という質問はよく聞かれる質問の一つです。
いろいろな訪問看護ステーションの管理者さんから、長く勤務を続けている方や業務で成果を出している人の特徴を伺いましたので6つのポイントにまとめました。
@訪問看護の業務に関心がある方

訪問看護にこだわらずどのような仕事に対してもそうだと思いますが、興味を持って取り組めるかどうかで仕事の質は大きく変わってくるのではないでしょうか。

訪問看護ステーションの管理者さんの多くが、「看護師としての経験が浅くても訪問看護に関心のある方」をご紹介くださいとお話しを頂きます。

私は向いているかな?と思って関心がある時点で、訪問看護に向いている方であると言えるかと思います。

もちろん、それでも向き不向きがあり、向いている人の特徴がありますので以下にご紹介いたします。
A人とコミュニケーションを取ることが好きな方

訪問看護の場合、利用者様のご自宅に訪問して30分〜60分、長い場合は1時間30分、その時間は一人の利用者様に対してケアを行います。訪問看護はスタートしてから中長期に渡って、利用者様の人生の一部に寄り添って支援していくことになります。

ケアを行いながら利用者様の今の生活で困っている事や悩み、また家族や身の回りのことなど様々な思いを傾聴して、より快適に過ごせるように考えます。

利用者様だけでなくご家族様とも信頼関係を築いていくことが大切となりますので、会話や話を聞く事が好きで人とコミュニケーションを取ることが好きな方は向いているかと思います。

逆に一方的に自分の話をするだけの人は向いていないかと思います。
B柔軟な考えをもって対応ができる方

訪問看護は病院のように病気を治療する場所ではなく、ご利用者様の生活が第一であり、その上で療養生活が継続できるように医療や看護を提供する場所であります。

病気だけを見るのではなく、病気と暮らしの両方を見て柔軟な考えをもって対応できる方が向いるかと思います。

病院でのやり方をそのまま訪問看護に持ってくると、いくら治療で必要な事であっても押し付けになってしまい、生活を大きく制限してしまいます。 病気や障害があったとしても、生活する上での制限は最小限になるような対応が必要です。

利用者様やご家族様が大切にしている事を尊重し、病気や障害があっても暮らしが豊かになるように柔軟な対応が求められます。 
C体を動かすのが好き、外に出るのが好きな方

訪問看護では利用者様のご自宅に訪問しますので、自転車又は自動車、バイクで移動します。

特に自転車での移動は、夏は汗だくになりますし冬は風が冷たく体が冷えますので、大変であることは間違いないです。

その中でも季節の移り変わりを感じたり、風を切って進む感覚が好きだったり、汗をかいて喉を潤したり、寒い中で温かいコーヒーを飲むのが好きだったり、仕事終わりに疲れた体で飲むビールの喉越しがたまらない…などなど。

一日動き回った疲れをスポーツをした後の疲れのようにポジティブに感じることができる方は向いているかと思います。

訪問看護が未経験の方から「私は方向音痴で地図を見るのが苦手なので向いてないですよね?」といった声を聞きますがそんなことありません。

ほとんどの場合、訪問する利用者様は曜日で固定しています。毎週同じルートで利用者様宅に訪問しますので、最初は慣れない道で不安に感じるかもしれませんが、2〜3ヶ月もすれば慣れてきます。

また、初めは先輩看護師と同行訪問して、ひとり立ちしていきます。いきなり単独で訪問することはありませんので安心してください。

「ここの道を通ったら時間短縮できたよ」といった声がスタッフ間で頻繁に交わされ、効率のよい移動方法が日々アップデートされています。
D自分で抱え込まずに相談が出来る方

些細な事でも分からない事があれば相談できる方が訪問看護に向いています。

訪問看護を始めるときは皆さん誰もが未経験です。看護師としてはベテランの方でも、病院とは勝手の違うことや考え方を変えないと対応できないことも出てきます。

分からない事をそのままにして、たぶんこうだろうと中途半端な理解で進めてしまうと、後々利用者様に迷惑をかけてしまったり、大きなトラブルに発展することもあります。

先輩看護師や管理者さんとしては、今更聞きにくいなと思うことでも何でも聞いて欲しいと思っています。「こんなことも分からないの?」なんてことは絶対に言わないので安心して聞いて欲しいとのことです。
Eチームや仲間と一緒に一つの事を成し遂げるのが好きな方

訪問看護はチームで一人の利用者様をサポートしています。

単独で訪問する事が多い為、一見一人で何でもこなしていかないといけない孤独な仕事なのかと思われがちですが、一人の利用者様にはご家族をはじめケアマネジャー、ヘルパー、医師、看護師、療法士、といった医療介護職等、多くの方が関わっています。

その為チームで連携して意見を出し合って困難を解決していく事が好きな方は訪問看護に向いています。

それぞれのスタッフは受けてきた教育や経験も違えば価値観も違ったりしますので、だからこそ自分が持っていないものを持っており同じ職場で働くスタッフだけでなく外部のスタッフとも協力していく事が重要です。
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